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もっと良い接し方があるのではないか?と、いつも考えていました。
私なりに一生懸命やっているつもりだけれど、
「ありがとう」の言葉ひとつすら掛けてもらえませんので、
やりがいのようなものを得ることができず、
"自分の気持ちの保ち方"が分かりませんでした。
どう接していいか分からなかった私に、
一筋の光を与えて下さったのが、この対処法でした。
それによって、私の精神状態も落ち着いたように思います。
また、主人の調子も上向き、
「もう薬飲んでないんでしょ?」と言われることもあるそうです…
そんな時「まだ飲んでるよ!」と答えると、驚かれるそうです。
言いたいことをしっかり聴くことで強い不安感が薄れてきたように感じる。
感情の爆発は間隔が空き、強さも薄れてきている。
どうして、そんな風に考えてしまうのか、何を言っても、自分を責めることをやめようとはしません。過去を後悔し、死にたいとも言っていました。
病院を勧めても、拒否され、彼女のために、自分が何をしたらいいか、わからなくなりました。
一度、アドバイスすることは全くせず、彼女がどうして、そんな風に思うのかだけを考え、共感することに集中してみました。
そうしたら、彼女は私のもとに戻って来てくれ(この話を聞いた時は、彼女とは一時的に、別れていました。)、病院に自分から行きたいと言うようになりました。
まだまだ波はありますが、これから少しずつ良くなりそうかなという、希望が見え始めました。
私自身、アドバイスを� ��つもしたくなりますが、まずは彼女の話を理解しようとすることが大切であると思うようになりました。
必ず克服できると思えるようになり、以前のように先が見えないということはなくなりました。
この他にも沢山の方から喜びの声を頂いています。
上記の方たちのようにあなたも
- 患者さんを支えることに対する不安がなくなります。
- 患者さんのうつ傾向が緩和していき、正常に戻っていきます。
申し遅れました。私は増田泰司(ますだたいじ)と申します。
20年来、心理カウンセラーや、援助的コミュニケーションに
関するセミナー講師を務めてきました。
そして、悩んでいらっしゃる方を支える立場の方々、たとえば、
患者さんの家族や医師、看護師、教師、民生委員、介護士などに、
援助的コミュニケーションの取り方について教えてきました。
- カウンセリング・スクール講師
(東京、大阪、名古屋、岡山、福岡、宇都宮、福島、郡山、山形、盛岡) - 山形県三友堂病院看護専門学校講師
- 福島県大玉村スクールソーシャルワーカー
- 山形県老人福祉施設介護職員研修
- 山形県ディサービスセンター生活相談員研究会研修
- 山形県保育所主任保育職員研修
- 山形県「福祉マンパワー」育成講座
- 山形県民生児童委員スキルアップ研修会
- 福島県学校保健会南支部養護教諭部会研修会
- 福島県立郡山高校教職員研修会
- 山形県立米沢工業高校精神講話
- 福島県駿優予備学校保護者説明会
- 山形市立山形第五中学校精神講話
- 福島県私立尚志学園教職員研修会
- 鹿児島県私立神村学園教職員研修会
たとえば山形県の社会福祉関係の研修会には、
2002年から毎年講師として呼んでいただいています。
さて、そんな私が、最近特に力を入れているのは、患者さんの家族へのサポートです。
というのは、患者さんだけでなく、
周りで支えている家族も、大変な苦しみを味わい、悩んでいるからです。
うつ病は大変苦しい病気です。
もちろん患者さんは症状によって苦しみますが、
周りで支える家族も大変な苦しみを味わいます。
・自殺してしまうのではないかという恐れ
・生活していけるのだろうかという不安
・終わることのない関わりへの疲れ
・いくら一生懸命関わっても良くならないいらだち
・「この人さえ病気にならなければ」という怒り
・いらだちや怒りを患者さんにぶつけてしまった後悔
・自分の関わりが悪かったからこうなったのではという罪責感
・感謝されるどころか、うるさがられるやり切れなさ
・八つ当たりされ、攻撃される悲しさ
・患者さんとの心の触れ合いが減ることによる寂しさ
・どう関わっても、よけいに患者さんを苦しめてしまうという戸惑い
・自分は何の役� �も立てないという無力感……
こういう苦しい気持ちを抱き続けていると、
家族は、一刻も早く治って欲しいという気持ちが強まり、焦ってきます。
その結果、無理に励ましたり、
何か「治るのに役立ちそうなこと」を勧めたりします。
でも、患者さんは、その励ましやアドバイスを受け入れるだけの
元気もありませんので、たいていよけいに症状が悪くなります。
そして、こういうことが繰り返されると、
今度はだんだんと腹が立ってくるようになります。
イライラしてきます。
なかなか治らない患者さんを責めたくなります。
イライラが高じると、実際に患者さんに怒りをぶつけてしまいます。
……そう叫びたくなったことは、おそらく一度や二度ではないだろうと思います。
「どうして分かってくれないの?」
「いったいこれから我が家はどうなってしまうんだろう」
「私の何がいけないの?」
「もう勝手にしろ!」
「私って、だめな家族……」
「どこまで俺を苦しめれば気が済むんだ!」
「もう、私にはどうしようもない」
「俺ばかりにこんなに苦労をさせて!」
「こんなことが、いつまで続くんだろう……」
これらは、私が直接患者さんの家族から聞いた言葉です。
あなたの心も、きっと同じように叫んでいることでしょう。
もしかしたら、患者さんに向かって口にしてしまったかもしれませんね。
もちろん、そんなことをすれば、
患� ��さんはさらにさらに落ち込みます。
怒りをぶつけた家族は、今度は罪責感を覚えます。
自分が情けなくなります。役立たずに思えてきます。
そして、何とか前回の失敗をカバーしようとして、
また焦って関わろうとします……。
悪循環ですね。
しかし、間違えないでください。
私はあなたを責めているのではありません。
なぜなら、あなたは誰からも、
うつ病の患者さんに対する正しい対応法を教えてもらえなかったからです。
たとえ教えてもらったとしても、抽象的すぎたり、難しすぎたりして、
実践することができない対応法だったのです。
その結果、あなたも、患者さんも、いつまでも苦しみ続けてきたのです。
患者さんには医師やカウンセラーがついて、
その苦しみを取り除くために治療をしてくれます。
では家族は? 家族はいったい誰がサポートするのでしょう。
患者さんたちを通して、多くの家族の皆さんとお話しするようになったとき、
家族に対しては驚くほどサポートがないことが分かってきました。
支えになってくれるはずの、他の家族や親戚や友だちは、
めい� �い好き勝手なことを言います。
場合によっては、あなたの対応がまずかったからだと、
まるであなたが病気の原因であるかのように責めるかもしれません。
そして、支えを受けるどころか、あなたはかえって傷ついてきたかもしれない……。
私は、誰からもサポートされないで、
傷つき、疲れ、戸惑い、苦しんでいるたくさんの家族を見てきました。
多くの患者さんやその家族との触れ合いの中で、
私はだんだん強く思うようになっていきました。
……と。
それは、私が患者さんの精神的な支え、そして技術的な支えとなるということです。
すなわち、
ということです。
そして、それを実践していくと、
- 患者さんが楽になり、その結果家族も楽になる
- 家族が楽になり、その結果患者さんも楽になる
……という、相互作用的な好循環が生じることが分かってきました。
そこで、このたび、インターネットを通してさらに多くの方々に、
プロのカウンセラーや精神科医が実践している
うつ病の患者さんへの対応法を、
一般の人にも分かりやすく、実践しやすい形でお伝えしようと思い立ったのでした。
このサイトでは、これまで私がうつ病の患者さんの家族に指導してきた対応法のうち、
今すぐご家庭で実践できる、2つの対応法について解説いたします。
あなたは、うつ病の患者さんが弱音を吐いたとき、どのように対応なさいますか?
たとえば、患者さんが、「もう何にもできない」とか、
「自分なんか何の価値もない人間だ」とか、
「死にたい」とかいうふうに、弱音を吐いたときどうしますか?
「がんばって」と励ましたり、
「もっと前向きに考えて」とアドバイスしたり、
「そんな弱い考えでどうする」と叱ったり、
「つらいのはお前だけじゃないんだぞ」なんて説教したり……
でも、たいていの場合、このような対応はあまり効果を発揮しません。
その理由は後で説明します。
プロの心理カウンセラーは、患者さんが弱音を吐いたときには、
次のような対応を心がけます。
今回あなたにお伝えしたい対応法は、この2つです。
決して難しくありませんね?
むしろ、驚くほど簡単な対応ではないでしょうか。
しかし、絶大な効果を期待できる対応でもあります。
なぜ、こんな簡単な方法が、患者さんを楽にするのでしょうか。
先ほど例として挙げた、叱ったり、説教したり、励ましたりといった対応は、
どれも「患者さんの今の気持ち」に焦点を合わせているのではなく、
「患者さんのあるべき姿」に焦点が合っています。
そして、患者さんにそのあるべき姿を教えているのです。
もちろん、教えることは何も悪いことではありません。
カウンセラーや精神科医だって、いろいろなことを患者さんに教えます。
しかし、最初のうちは、患者さんの気持ちを否定したり、直そうとしたりしないで、
先ほど申し上げたような2つの対応を心掛けるのです。
なぜでしょうか?
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